粒や木(ツイッター)

ex-藤子文庫(モトフジ)の呟きです

ひもの道 第二回「食材としての干物」

干物作りを始めたものの、思ったように魚が手に入らないという悩みを抱えていました。いわゆる”開き”になりそうで日常的に手に入りやすい魚はイワシとアジくらいで、どうもそればかりでは芸がないなあと思っていたわけです。

以前にそんな悩みの解決方法として、ブリの切り身やカマを使っての干物作りを試しているといったご報告をしましたが、イワシやアジの干物でも、それを使った料理のレパートリーを増やすとよいかもしれない、そんなことを思いつきさっそく検索してみました。こういう思いつきにネットの検索というのは本当にマッチしていると思います。

まずは洋風に丸干しイワシとニンニクのオリーブオイル焼き。ポテサラと人参のグラッセの付け合わせで精一杯洋風を演出してみたつもりです。これまではグリルで焼いて醤油を少々の一択だったので、これだけでもちょっと別の魚かなと思うくらいでした。

お次は、以前にも少し紹介しましたが、イワシのほぐし身のペペロンチーノ。イワシはアンチョビのイメージで、春キャベツと合わせてみました。普段はツナ缶なんかを使うところですが、むしろツナ缶より味わいが濃厚です。トマトソースでも絶対間違いないでしょう。絶対は絶対に無いとよく言いますが、この場合はそう言い切っても良いような気がします。

その他にもいろいろとありましたが、鰯は油と相性がよいようで、オイルサーディン風にしたり、フライにしたりといったものが目立ってました。そういえば、西荻窪の戎(えびす)という居酒屋に「いわしコロッケ」という名物メニューもあったなあ。

まだ試してませんが、アジの開きには混ぜ寿司のレシピを押さえてます。こうなってくると干物作りもなんだか忙しくなりそうです。