テレビドラマはよほど気になったもの以外観ないようにしているのですが、今年はNHKの大河ドラマ「光る君へ」を観ています。いうまでもなく、紫式部を主人公にしたドラマですが、実はこの機会に並行して「源氏物語」も読んでいます。
源氏物語は54帖ですが、大河ドラマもちょうど52〜3話くらいのはずなので、毎週一帖ずつ読めば一年でちょうど読み切る計算です。ドラマと「源氏物語」はとくに物語的なつながりは無いようですが、ドラマでは当時の貴族社会の事情みたいなものがよく描かれているので、小説を読む上でも結構参考になるかなと思っています。
因みに読んでいるのは谷崎潤一郎の新々訳。最初は与謝野晶子で読み始めたのですが、和歌の解説がなく読みにくいのでこちらに変えました。和歌って慣れないと意味が解りにくいですよね。与謝野晶子は歌人だから「これくらい解れよ」って感じだったのかもしれません。