先月100冊ほど入荷した「Free&Easy」を、少しまとめてヤフオクにでも出品しようと撮影していて、裏表紙にシリーズ広告があるのを発見しました。ちょっと読み物風になっている広告って、なかなか味のある文章だったりして結構おもしろかったりするものですよね。
そういえば、「この人生に乾杯」という、作家山口瞳の追悼本に、サントリーウイスキーに山口瞳が書いた新聞広告がまとめられていて、挿絵もいつもおなじみの絵柄で、昔は新聞のそんな広告を読むのが、ちょっと好きだったことを思いだしました。もうずいぶん長いこと新聞を取っていないのですが、今の広告ってどうなんでしょうか?
連載広告でもうひとつ印象に残っているものがあって、それは80年代の「月刊宝島」に、中島らもが連載していた『啓蒙かまぼこ新聞』です。当時、インディーズのロックバンドなどを中心に紹介していた宝島に、なぜ関西の蒲鉾メーカーの『かねてつ』が広告を打っていたのかは謎ですが、あの連載広告は立ち読みするときでも、必ず目を通していたように思います。
ここで紹介した本は全て当店に在庫がありますが、別に宣伝するつもりじゃなくてたまたまです。本当に。